仕事が休みなので、こんな時間からビールを飲みながらブログ更新しようかと思います。
2月に行った須磨海浜水族園、ナッテリーの大群以外に、ダイヤモンドブラックがいました。
よく太ってます。
サイズは25cmちょっとくらいでしょうか。
きっと何年も飼われているのでしょうが、あまり大きくないです。
横幅は90cm程度と、そんなに大きくない水槽で単独飼育されています。
餌は小赤をあげているようです^^;)
頭頂部の盛り上がりが、肥えてる証ですね。
右側面を見ると、目が傷付いていました。
以前は混泳していたりしたのでしょうか。
よく太ってます。
サイズは25cmちょっとくらいでしょうか。
きっと何年も飼われているのでしょうが、あまり大きくないです。
横幅は90cm程度と、そんなに大きくない水槽で単独飼育されています。
餌は小赤をあげているようです^^;)
頭頂部の盛り上がりが、肥えてる証ですね。
右側面を見ると、目が傷付いていました。
以前は混泳していたりしたのでしょうか。
目に傷が入っても、角膜程度であれば綺麗に治りますが(マヌエリ4号やピラヤ5号を参考)
黒目まで傷が深く入ると、こんな感じになってしまいます。
ちなみに、この程度なら3週間で綺麗に治ります。
さすがにここまで真っ白な症状になっちゃったら焦っちゃいますけどね^^;)。
須磨水族園では、この個体を、このように、ダイヤモンドピラニア(Serrasalmus spilopleura)と紹介しています。
黒目まで傷が深く入ると、こんな感じになってしまいます。
ちなみに、この程度なら3週間で綺麗に治ります。
さすがにここまで真っ白な症状になっちゃったら焦っちゃいますけどね^^;)。
須磨水族園では、この個体を、このように、ダイヤモンドピラニア(Serrasalmus spilopleura)と紹介しています。
このダイヤモンドブラック。
日本においても呼び名に変遷があります。
少なくともアクアライフ1986年4月号、1990年4月号、1994年11月号で紹介されている「ダイヤモンドピラニア」は、側面全体がラメがかり、顎、鰓、腹部の一部にオレンジ色が色付いている個体(下の画像のタイプ)をダイヤモンドピラニアとしており、学名を「Serrasalmus spilopleura」と紹介しています。
上記の画像のような特徴を持つピラニアは、「Serrasalmus sanchezi」や、あまり明確でないSerrasalmus altispinisやSerrasalmus hollandiと紹介されることもあると思われますが、
いわゆるダイヤモンドブラックが、spilopleuraとは紹介されていません。
現在ダイヤモンドブラックと呼ばれている様態のピラニアは、アクアライフ1986年4月号では「最近輸入されたばかりの、ピラニアの新着魚である。」とし、名称を「ピラニアの一種」として紹介されています。まだ学名までは紹介されていません。
アクアマガジン18号で、初めて「ダイヤモンド・ブラックピラニア」(Serrasalmus.sp)として「ブラックピラニアの名がつけられてはいるが、いわゆる前述したブラックとは異なる。」と紹介されています。
しかし、アクアライフ1994年11月号で、spilopleuraの「色彩変異個体であろう」と紹介されたことから、現在に至るまでダイヤモンドブラックが「Serrasalmus spilopleura」と呼ばれるようになったと思われます。
やっぱり、インターネットも無く、情報収集が困難だった時代、この辺りの号は影響力があるんだよなぁ。
ちなみに、アクアウェーブ1998年8月号、アクアライフ2000年9月号においても、ダイヤモンドブラックを「ダイヤモンド・ピラニア(Serrasalmus spilopleura)」と紹介されています。
一方、海外では、ダイヤモンドブラックの学名は、ブラックピラニアと同じ「Serrasalmus rhombeus」と言われることが一般的です。(通称は、「Diamond Rhom」など。)
確かに10cm前後までのブラックピラニアとダイヤモンドブラックの見分けはとても困難です。
学術的なことは分かりませんが、成長後の姿は、一見して明らかに様態が異なることから、少なくとも同種・同学名で呼ぶのはいかがなものか、と個人的には思っています。
ダイヤモンドブラックと言えば、明るいシルバー一色で、ラメラメに光り輝き、真っ赤な目がアクセントとなっているアラグアイア川産のものが好みです。こんなタイプ

(※ちなみに上記はシングー産らしい。)
ペルー産のものは大型化し、成長後も頬が色付くことが多いのが特徴です。
きっとその他の産地でも同様な個体はいるでしょう。
とりあえず、日本以外では、ダイヤモンドブラック≠Serrasalmus spilopleuraなので、会話する機会があったら相手に通じないことを肝に銘じておきましょう。
何にせよ、観賞魚としては、自分の好きな個体に出会えれば良いと思います!