2012年06月08日

ダイヤモンドブラックピラニアについて


仕事が休みなので、こんな時間からビールを飲みながらブログ更新しようかと思います。


2月に行った須磨海浜水族園、ナッテリーの大群以外に、ダイヤモンドブラックがいました。



よく太ってます。
サイズは25cmちょっとくらいでしょうか。
きっと何年も飼われているのでしょうが、あまり大きくないです。




横幅は90cm程度と、そんなに大きくない水槽で単独飼育されています。
餌は小赤をあげているようです^^;)


頭頂部の盛り上がりが、肥えてる証ですね。




右側面を見ると、目が傷付いていました。
以前は混泳していたりしたのでしょうか。

目に傷が入っても、角膜程度であれば綺麗に治りますが(マヌエリ4号ピラヤ5号を参考)
黒目まで傷が深く入ると、こんな感じになってしまいます。


ちなみに、この程度なら3週間で綺麗に治ります。

さすがにここまで真っ白な症状になっちゃったら焦っちゃいますけどね^^;)。



須磨水族園では、この個体を、このように、ダイヤモンドピラニア(Serrasalmus spilopleura)と紹介しています。



このダイヤモンドブラック。
日本においても呼び名に変遷があります。

少なくともアクアライフ1986年4月号1990年4月号1994年11月号で紹介されている「ダイヤモンドピラニア」は、側面全体がラメがかり、顎、鰓、腹部の一部にオレンジ色が色付いている個体(下の画像のタイプ)をダイヤモンドピラニアとしており、学名を「Serrasalmus spilopleura」と紹介しています。




上記の画像のような特徴を持つピラニアは、「Serrasalmus sanchezi」や、あまり明確でないSerrasalmus altispinisやSerrasalmus hollandiと紹介されることもあると思われますが、
いわゆるダイヤモンドブラックが、spilopleuraとは紹介されていません。



現在ダイヤモンドブラックと呼ばれている様態のピラニアは、アクアライフ1986年4月号では「最近輸入されたばかりの、ピラニアの新着魚である。」とし、名称を「ピラニアの一種」として紹介されています。まだ学名までは紹介されていません。
アクアマガジン18号で、初めて「ダイヤモンド・ブラックピラニア」(Serrasalmus.sp)として「ブラックピラニアの名がつけられてはいるが、いわゆる前述したブラックとは異なる。」と紹介されています。

しかし、アクアライフ1994年11月号で、spilopleuraの「色彩変異個体であろう」と紹介されたことから、現在に至るまでダイヤモンドブラックが「Serrasalmus spilopleura」と呼ばれるようになったと思われます。

この号からだったんですね。

とはいっても、決して筆者や編集者が怠けていたなどと否定するわけではなく、本文に記載されているとおり、当時としては最新の論文を訳して分類の整理に挑戦している本なので、筆者らの並々ならぬ努力はひしひしと感じます。
やっぱり、インターネットも無く、情報収集が困難だった時代、この辺りの号は影響力があるんだよなぁ。

ちなみに、アクアウェーブ1998年8月号アクアライフ2000年9月号においても、ダイヤモンドブラックを「ダイヤモンド・ピラニア(Serrasalmus spilopleura)」と紹介されています。




一方、海外では、ダイヤモンドブラックの学名は、ブラックピラニアと同じ「Serrasalmus rhombeus」と言われることが一般的です。(通称は、「Diamond Rhom」など。)
確かに10cm前後までのブラックピラニアとダイヤモンドブラックの見分けはとても困難です。
学術的なことは分かりませんが、成長後の姿は、一見して明らかに様態が異なることから、少なくとも同種・同学名で呼ぶのはいかがなものか、と個人的には思っています。


ダイヤモンドブラックと言えば、明るいシルバー一色で、ラメラメに光り輝き、真っ赤な目がアクセントとなっているアラグアイア川産のものが好みです。こんなタイプ


(※ちなみに上記はシングー産らしい。)



ペルー産のものは大型化し、成長後も頬が色付くことが多いのが特徴です。


(※これはナナイ川産)



きっとその他の産地でも同様な個体はいるでしょう。

とりあえず、日本以外では、ダイヤモンドブラックSerrasalmus spilopleuraなので、会話する機会があったら相手に通じないことを肝に銘じておきましょう。


何にせよ、観賞魚としては、自分の好きな個体に出会えれば良いと思います!
これが一番大事!



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posted by sato at 11:52 | Comment(5) | 保存 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

ダイヤモンドブラック...超魅力的!!
こんな感じになるベビーって何処かに売ってますか?
もし情報お持ちでしたら....。
では....。
Posted by けん512tr at 2012年06月08日 23:05

Satoさんこんばんは

ダイヤモンドブラックピラニアイイですね

自分もダイヤモンドブラックピラニア飼ってるけど、そんなにラメは入っていません


自分はダイヤモンドブラックピラニアよりは
ブラックピラニアがすきです!


Satoさんはどのピラニアが好きですか?
Posted by 安里親子 at 2012年06月09日 00:11

けん512trさん>

こんにちは!
この真っ赤な目に虜になっちゃった人はきっと多いですよね!
この種をベビーから見分けるのは困難ですので、15cm程度にある程度育った個体を選別されると良いと思います。

最近お店チェックを怠っているので情報がないですぅ・・・、すいません。
Posted by sato at 2012年06月09日 10:06

安里親子さん>

こんにちは!
ダイヤモンドブラックを飼われてるんですね〜。
自分はピラニア全般が好きですが、今はマヌエリ種が好きです。
そしてドデカいワイルドのピラヤ、シングーブラック、タパジョスブラックあたりを飼いたいですねぇ。
新産地の他に似つかない様態のピラニアも隙です。
そしていつかは憧れのマクリピンニス種を飼いたいです。

ってことで、好きな種はいっぱいあります^^;)
Posted by sato at 2012年06月09日 10:23

どうもはじめまして。
ダイヤモンド・ブラックピラニアの大ファンで有り、satoさんのサイトも大分前から国内のピラニアサイトのパイオニア的存在として注目し拝見させて頂いておりました。


私も個人的にではありますが、ダイヤをS.Rhombeusと同種・同学名で統一される事に違和感を感じてはおります。かと言ってSpiloとも呼べませんし、もし学名で分けるのであれば学者では無いので、あくまで個人的な意見としましては、S.Rhombeusを所謂、基亜種としダイヤをS.Rhombeus.spilo..等とS.Rhombeusの亜種に分類すればしっくりする様な気がします。


マヌエリは良いピラニアですよね。私も鰓蓋周辺が赤く染まって無いタイプの個体を飼っておりまして餌食いが大変宜しくて将来が楽しみな個体です。


Posted by Diamond rhom's at 2012年06月10日 01:44

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