帰宅してみんなに餌やりをして、仕事を休んでも休まない心身を癒す。。。
やっとチビモトロがキャットに餌付いてきてくれた様で嬉しい!エクセルコロンビアのおかげかな。
新潟で寄った熱帯魚屋で、ADAのフォレストサンド・シングー8kgを購入。
なかなか手に入らないのでストックしておこうと思います。
そして帰宅後、夕方日が暮れそうな時間帯でしたが、屋外水槽の点検と水換えついでにヒュメラリスをプラケースに取り出して撮影+体長計測!。
このピラニア、Serrasalmus humeralisってことで、ヒュメラリスと呼んでいるわけですが、海外ではマニュエリ(manueli)と呼ぶことが多いようです。
なんでだろう。
日本の場合は、従来からアクアライフ等の雑誌で、スーパーノタータス(タスの部分をトスとかトゥスと呼ぶ場合もあり。)で親しまれ、学名を「humeralis」と併せて紹介されていました。
だから本当のヒュメラリスとマニュエリって、実は誰も分かっていないんじゃないのかなぁ、と思います。
よく熱帯魚業界では、偽物とか本物とか、リアル**とかを商業名に付加することがあります。
お店やマニアを問わずよく付けて呼んでますけど、何をもって本物・偽物というのでしょうね。
本物とは何なのでしょうか。
たとえばブランド物のバッグや財布の模造品・コピー品は、そのブランドが製造していなければ「偽物」ですよね。これは誰もが疑いの無いことだと思います。
個人ブリーダーの田中さん(仮)が繁殖させたエンドリケリーを「カミハタブリード」と謳っちゃうと「偽物」です。
でも、エンドリケリーはエンドリケリーですから、エンドリケリーとしては本物ですよね。
で、例えば、ブルーブラックピラニアの「偽物注意!」「本物!」
これってどういうことでしょう。
一応みんな知っていることだとは思いますが、最近飼い始めた人のためにもおさらいね。
ブルーブラックピラニアとは、アクアライフ2005年8月号で松坂實氏が、ペルーのウカヤリ川の支流であるナナイ川で釣った「全長65cm、体高30cm。ブルーに輝くのでブルーブラックピラニアだ!」と紹介したピラニアです。つまり、基本的には日本でしか通じないわけですね。
さて、ここでクイズ。
これは本物のブルーブラックピラニアでしょうか、偽物でしょうか↓↓。
■1.2005年8月号で紹介されたピラニアと同じ場所で他人が採集したブラックピラニア。
■2.光に当たると青く反射するブラックピラニア。
■3.松坂氏がナナイ川で採集したブラックピラニア。
■4.卸業者が「ブルーブラックピラニア」として卸したピラニア。
■5.お店で「ブルーブラックピラニア」と名付けられて売られているブラックピラニア。
■6.(仮に)アクアライフの個体が、東南アジアでブリーディングに成功し、養殖された子ピラニア。
・・・みなさんはどう思いますか?
「どうでもいいじゃん」と思った人!?
同感(*‘ω‘ *)!
でももうちょっと付き合ってね。もともとくだらないネタだから。
まずね、定義が定まっていないんですよ。どれも本物・偽物、どちらでも言えると思います。
魚類学上、きちんと分類されたものではないから。
(まぁ〜例え分類されていたとしても、その論文と標本を見た上で同定できるかどうかって問題もあるよね〜〜、ウン。)
同じところで採れても、個体差もあるし、川は太古の昔から氾濫を繰り返してるからね。場所だけの問題じゃないかもよ。
個人的にはね、その全長65cm・体高30cmが本当かどうかさえ客観的には証明されていないことは置いておいて、本物・偽物論によって勝手に他人に自分の魚の価値を決められることが好きじゃないんですよ。(いや、飼ってないんだけどね。飼ってるとした仮定の話ね。)
いいじゃない、その本や写真に衝撃を受けて、その姿やサイズを追い求めるのって。
自分が好きな魚に対して「本物」・「偽物」→反吐が出るくらい嫌いな言葉です。 こりゃ魚だけの話じゃないけどね。
いや、なんでこんな話をネタにしたかって言うと、最近エイを飼い始めたじゃないですか(知らん!って人はゴメン^^;)。
エイのことは全然知らないので、性格的にいろいろ情報を集めるわけです。
ここ数年、エイは白黒系が流行っていて、ブラジルからの輸出規制が厳しいとか、ブリードが盛んとかで、こういうネタが多いんですよ。やれギャラクシーだとか、いやスモールスポットのポルカだとかメニースポットだとか、あれはポルチャだとかハイブリットがどうだこうだ、このお店では何十万だとか、、、すっげくだらね話ばっかり。
タライロンも昔からそう。詳しそうな人ほど、あれは本物だ、あれは偽物だって、ほとんど影でけなし合い。
結局定義が曖昧で、誰も分類学上の、そもそもの「本物」が分かってない。だから「偽物」も分からない。
そしてぼったくる、ぼったくられるの繰り返し。
これじゃぁ魅力を感じなくなっちゃう人も出てきちゃうよね。
やっぱね〜、個人的にはね、その個体自体に魅力を感じるかどうか、が大事だと思うんですよ。これは好みの問題だから。そうすれば、名前だけに誤魔化されないし、ぼったくる・ぼったくられる、っていうのが無くなるんですよ。好みの問題。
だから他人の好みを否定するのを聞いたり見たりすると、ホント残念。
あ、自分の好みを主張するのと、他人の好みを否定するのは、紙一重だから注意が必要なんだけどさ、PositiveかNegativeの違いかなぁ。何となく分かるかな?
あとついでに、、、自らが新たに飼うために、他人に対してお勧めのピラニアを聞く人も残念。自分の好きなピラニアは言えるけどさ、あなたの飼いたいピラニアを言い当てるのはできないよ。まずは自分が飼いたいピラニアを見つけてよ、って思うもん。
■1.2005年8月号で紹介されたピラニアと同じ場所で他人が採集したブラックピラニア。
■2.光に当たると青く反射するブラックピラニア。
■3.松坂氏がナナイ川で採集したブラックピラニア。
■4.卸業者が「ブルーブラックピラニア」として卸したピラニア。
■5.お店で「ブルーブラックピラニア」と名付けられて売られているブラックピラニア。
■6.(仮に)アクアライフの個体が、東南アジアでブリーディングに成功し、養殖された子ピラニア。
・・・みなさんはどう思いますか?
「どうでもいいじゃん」と思った人!?
同感(*‘ω‘ *)!
でももうちょっと付き合ってね。もともとくだらないネタだから。
まずね、定義が定まっていないんですよ。どれも本物・偽物、どちらでも言えると思います。
魚類学上、きちんと分類されたものではないから。
(まぁ〜例え分類されていたとしても、その論文と標本を見た上で同定できるかどうかって問題もあるよね〜〜、ウン。)
同じところで採れても、個体差もあるし、川は太古の昔から氾濫を繰り返してるからね。場所だけの問題じゃないかもよ。
個人的にはね、その全長65cm・体高30cmが本当かどうかさえ客観的には証明されていないことは置いておいて、本物・偽物論によって勝手に他人に自分の魚の価値を決められることが好きじゃないんですよ。(いや、飼ってないんだけどね。飼ってるとした仮定の話ね。)
いいじゃない、その本や写真に衝撃を受けて、その姿やサイズを追い求めるのって。
自分が好きな魚に対して「本物」・「偽物」→反吐が出るくらい嫌いな言葉です。 こりゃ魚だけの話じゃないけどね。
いや、なんでこんな話をネタにしたかって言うと、最近エイを飼い始めたじゃないですか(知らん!って人はゴメン^^;)。
エイのことは全然知らないので、性格的にいろいろ情報を集めるわけです。
ここ数年、エイは白黒系が流行っていて、ブラジルからの輸出規制が厳しいとか、ブリードが盛んとかで、こういうネタが多いんですよ。やれギャラクシーだとか、いやスモールスポットのポルカだとかメニースポットだとか、あれはポルチャだとかハイブリットがどうだこうだ、このお店では何十万だとか、、、すっげくだらね話ばっかり。
タライロンも昔からそう。詳しそうな人ほど、あれは本物だ、あれは偽物だって、ほとんど影でけなし合い。
結局定義が曖昧で、誰も分類学上の、そもそもの「本物」が分かってない。だから「偽物」も分からない。
そしてぼったくる、ぼったくられるの繰り返し。
これじゃぁ魅力を感じなくなっちゃう人も出てきちゃうよね。
やっぱね〜、個人的にはね、その個体自体に魅力を感じるかどうか、が大事だと思うんですよ。これは好みの問題だから。そうすれば、名前だけに誤魔化されないし、ぼったくる・ぼったくられる、っていうのが無くなるんですよ。好みの問題。
だから他人の好みを否定するのを聞いたり見たりすると、ホント残念。
あ、自分の好みを主張するのと、他人の好みを否定するのは、紙一重だから注意が必要なんだけどさ、PositiveかNegativeの違いかなぁ。何となく分かるかな?
あとついでに、、、自らが新たに飼うために、他人に対してお勧めのピラニアを聞く人も残念。自分の好きなピラニアは言えるけどさ、あなたの飼いたいピラニアを言い当てるのはできないよ。まずは自分が飼いたいピラニアを見つけてよ、って思うもん。
あ〜〜〜、話が脱線しまくって収まらなくなってきた。
最初の方に戻ると、マニュエリとヒュメラリスの話だったね。戻るよ。
こりゃね、"日本"ではヒュメラリスなんです。
変な感じだけど、確実に言えるのはそういうこと。
マニュエリはね、小さい頃はヒュメラリスと同じ体形で、肩甲骨付近に赤みが無くて、縦に長く広い黒い模様があって、光に当たると青い体色をする、ネグロ川産のピラニア、っていうのが今のところの市場やネット情報によるsatoまとめのマニュエリなんだけど、まぁこれもどうかね。
マニュエリの流通は乏しいし、ヒュメラリスとマニュエリ双方の論文と標本を見てないし、そんな解説も聞いたことがないから、誰も「本物」は分かってないよ。
だからこそまだまだ魅力を秘めているのかもしれないね。
この2種について、とりあえずピラニアを扱った書籍を基に、時系列に真実を載せておきます。
だからこそまだまだ魅力を秘めているのかもしれないね。
この2種について、とりあえずピラニアを扱った書籍を基に、時系列に真実を載せておきます。
アクアライフ 1986年4月号(No.81) では、ヒュメラリスの紹介は無いです。
アクアライフ 1990年4月号(No.129)では、35ページにhumeralisの記述があり、 「ギアナに分布。グループの中では体高のある種で、シノニムかあるいは地理的な変異と考えられる種としてiridopsis,eigenmani,nalsenがある。ホーランディとして輸入された可能性はあるが不明。」とあり、現在の認識とはかなり違う上に、まだ正体が不明だったようです。
AMAZONIA(アマゾニア写真紀行) (1992年4月30日初版)では、ヒュメラリスの写真はなし。42ページの下に、先に述べた、今の日本におけるいわゆるマニュエリと思われる個体の写真があります。
アクアマガジン 1993年夏号(No.18) の40ページから44ページに、「ピラニア"スーパー"ノタートゥス」として初登場。グランデオガワ氏が本号のためにシングー河へ調査し捕獲。この"スーパー"の名も、本号から来ているようです。
なお、アクアマガジンでの調査のきっかけとなったT.F.H社のPiranhasの59から60ページには、あの有名な写真が掲載されており、ここでは「Serrasalmus Manueli」と紹介されています。
そしてアクアライフ 1994年11月号(No.184)の36ページに、今の日本におけるヒュメラリスの写真と情報が、ヒュメラリスとして掲載されています。
まとめると、つまり、日本以外では、T.F.H社のPiranhasの情報等をベースに、日本で呼ばれているヒュメラリスをマニュエリと呼んでおり、どこでどう間違えたのか、それとも深い意味があったのか、この本(T.F.H社のPiranhas)を発端にシングー河を調査し、執筆したグランデオガワ氏がアクアマガジン 1993年夏号(No.18) の40ページから44ページで「Serarasalmus humeralis」と掲載したことによって、日本ではこの魚を「ヒュメラリス」としてしまったことにより、現在に至るようであることが考察できます。
う〜〜〜ん、あとで経緯をグランデオガワ氏に聞いてみよう。
その結果次第では、みんなこれからマニュエリって呼び直す??こりゃ大変だ。
はい、くだらないウンチク話は終わり〜〜!
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更新するかどうか検討中。
ヒュメラリス4号。17cm弱に成長していました。ハナマル
